シーズン10において構築の要・信頼を置いているラプラスの選出率が著しく下がっていたので、環境に合わせた配分変更・考察を進めていたところ『ラプラスはHP以外の数値に関して平坦ではあるが、数字を大きく変えると対応できるポケモンが大きく変わるポケモン』だと改めて感じたのでメモ書き程度にブログ更新(先週しれっとサボりました)。
種族値 130-85-80-85-95-60 535
特性 ちょすい シェルアーマー うるおいボディ(夢)
種族値を見ても高火力というわけでもなく、耐久があるわけでもない、加えて早いというわけでもなく、一言で言えば「並」。覚える技は初代ポケモン特有のデパート寄り、一撃必殺技を3種覚え、サブウエポンに電気、岩、地面、エスパー、ドラゴン、鋼、地面、補助技にはりゅうのまい、のろい、ほろびのうたなど、やれることこそ多いが器用貧乏という立ち位置は揺るがず、7世代以前で環境に蔓延していた覚えはない。
8世代に入り、特別なダイマックス枠として使用することができ、専用キョダイマックス技である「キョダイセンリツ」は天候不要でオーロラベールをフィールドに付与できる追加効果。非常に強力であるのに加え、ダイマックス+オーロラベールは元々体力があるラプラスと非常に相性が良く、オーロラベールとダイマックスが残った状態では「実質全ての攻撃を1/4にできる」ので一致弱点で落とされていた耐久面をカバーし、特殊ポケモンへの打ち合いに強い「とつげきチョッキ」、足りない火力を補う「じゃくてんほけん」が流行。7世代と大きく評価が変わったポケモンと言える。
しかしながら、環境トップに君臨していたエースバーン、ゴリランダーはもちろん、環境に多く存在していたポケモンに対しては「ダイマックスしている状態」か「オーロラベールが残っている」かの条件無しでは数値の差が埋まらず、トップメタというポジションとは言えない位置になっている認識である。
225-94-110-115-116-115
ちょすい
これがシーズン2から使用していて気に入っている構成、ミラー意識で最速61族抜き抜きに素早さを設定し、Sを甘えているFCロトムの上から行動できるのも魅力。「みがわり」+「一撃必殺技」によるvsドヒドイデ入り、受けループへのeasy win 要素に特化、火力を大きく割いているが最低限の対面勝負自体は可能でステルスロックを撒ける駒を構築の前に置くことで打ち合いによる弱さをカバーしていたのが砂塵旋律のベース。ステルスロックによる1/4ダメージはエースバーン、トゲキッス、ギャラドスなど環境に蔓延していたポケモンに刺さり、ラプラスにダイマックスを切ることで打ち合いを可能にしていた。対面に特化させず確実に勝てるポケモンに特化したのがこの構成。
ここまでがシーズン9以降の考えだが、シーズン10では環境トップのに大きく隙を見せ、パッチラゴン環境というのもありドヒドイデが入った構築が少なくラプラスの選出が少なくなってきたと考えている。
環境に合わせてラプラスの型を変えるなら
235-x-143-107-116-83
ちょすい
A152命の珠はりきり電撃嘴を
DM下で耐え(398~471ダメ)
A182インファイトをDM無で耐え(174~206)
環境トップの2匹に「居座れる」という選択肢があるかないかで構築内の動かし方・勝ち方が大きく変わる、パッチラゴンの選択肢はダイマックスされてもラプラス側が吹き飛ばれる電撃嘴を選択するのが一般的でラプラス側の弱点保険を考慮するならダイマックスを切る選択肢はない。ウーラオスに関しては型次第、状況次第でダイマックスを切る・切らないの選択肢ができ、ハチマキを所持した個体が減少していることから活きてくると考える。一方でSを下げた点、みがわりを外したことによるドヒドイデへの回答は構築内で用意する必要あり。
ラプラスに限らず、数値移動はどのポケモンでも行える為、見た目は同じでも180度違う構築を組むことができるのがポケモンの面白いところ。
来週の100勝企画不安過ぎる(200戦して1000位~3000位)